家を買う時は新築が良いという方も多いかと思いますが、安さを重視して中古戸建てを買われる方もみられます。中古では使いづらいと思われることもありますが、費用を抑えて家を手に入れ、リフォームやリノベーションにより快適性を向上させた中古戸建てにすることが人気を集めています。
中古戸建ては新築より安いですが、買うならよりお得にしたいと思う方も多いでしょう。そこで気になるのが、中古戸建てをお得に購入できる時期があるかどうかです。名古屋でお得に中古戸建てを購入したい方に向けて、名古屋市の中古戸建ての相場やお得に購入しやすい時期についてご紹介していきます。
名古屋市内の中古戸建て相場
名古屋市内で中古戸建ての購入を検討されているのであれば、まずはどのくらいの相場であるか把握することが大切です。
不動産会社が使う流通システムを運営している中部圏不動産流通機構(中部レインズ)が、毎月の成約データを公表しています。
売り出し価格ではなく実際に成約した価格なので、相場を見るならこちらが基準になります。
愛知県の中古戸建ての成約データ(2026年7月)
- 成約件数 312件(前年同月比 +9.9%)
- 成約価格 平均2,773万円(前年同月比 -0.3%)
- 土地面積 平均185.18㎡
- 建物面積 平均118.10㎡
- 築年数 平均22.24年
(出典:公益社団法人中部圏不動産流通機構「月例速報マーケットウォッチ 2026年7月度」)
愛知県で売れている中古戸建ての平均像は、築22年ほど・土地185㎡・建物118㎡で2,773万円ということになります。
同じ時期の中古マンションの平均が2,459万円ですから、中古戸建てのほうが300万円ほど高い水準です。
そのかわり土地が付いてきます。
区によって価格の水準は大きく違う
区ごとの中古戸建ての成約価格は公表されていませんが、地価を見ればおおよその傾向がつかめます。
戸建ては土地の価格が大きな割合を占めるためです。
名古屋市の2026年の住宅地の平均価格は、1㎡あたり次のようになっています。
- 中区 1,253,000円
- 東区 594,000円
- 昭和区 329,600円
- 千種区 309,900円
- 熱田区 280,400円
- 瑞穂区 279,300円
- 名東区 241,300円
- 中村区 218,100円
- 西区 202,600円
- 天白区 197,200円
- 北区 183,600円
- 緑区 171,600円
- 南区 166,200円
- 中川区 150,100円
- 守山区 140,300円
- 港区 122,600円
(出典:名古屋市「地価公示(住宅地・商業地平均価格)の長期推移(市・区別)」)
土地100㎡の戸建てを買う場合、港区と東区では土地代だけで4,700万円ほどの差が出る計算になります。
なお2026年は16区すべてで前年より地価が上がっています。
「地価が下がっているから安く買えるエリア」は、いまのところありません。
利便性の高いエリアは高く、郊外エリアは安い
地価を見ると、中区や東区、昭和区、千種区が高く、港区や守山区、中川区、南区が安い傾向があります。千種区は今池を中心に商業地区や住居地区、文教地区があり、おしゃれな街として独身・ファミリー層から非常に人気の高い都会エリアです。
東区はオフィス街と近くなので周辺で働く人に人気があり、高級住宅街の白壁などもあるため、比較的に相場が高いと言えます。都会エリアは生活や交通の利便性が高く、地価も高いことから中古戸建てでも高めの傾向がみられるようです。
一方、守山区、南区、天白区などの郊外は都会に比べると交通と生活の利便性が最低限であるところも多いため、地価が低く中古戸建ては安い傾向にあります。地価の影響だけではなく、中古戸建ての築年数や家の広さ、間取りなどの条件などによって、相場も大きくばらつきがあるようです。
家を買うエリアで何を重視するかは人それぞれですが、少しでも安く中古戸建てを購入したいのであれば、都会よりも郊外も候補に検討してみてはいかがでしょうか。
名古屋でお得に購入しやすい時期

家を購入するタイミングで多いのが結婚や出産であり、親の援助を受けて購入される方もみられます。人生でも最も高い買い物なので、購入の際は慎重さが問われるでしょう。
名古屋市内では都会と郊外では、郊外の中古戸建ての方が比較的に安く購入が可能です。しかし、利便性を重視すると都会を選びたいと思う方も多いでしょう。都会の中古戸建てを安く購入するには、お得に購入しやすい時期を見極められれば損を減らして購入できます。
そのお得に購入しやすい時期とは税が改正された時です。中古戸建ての購入と税金は時に関連がなさそうと思われますが、家を購入では税との関係は深いと言えます。
贈与の非課税枠を使えるかどうかで、出せる金額が変わる
親や祖父母から住宅購入の資金援助を受けられる場合、一定額まで贈与税が非課税になる制度があります。
2026年8月時点の内容は次のとおりです。
- 適用期間 2024年1月1日から2026年12月31日まで
- 非課税限度額 省エネ等住宅は1,000万円、それ以外の住宅は500万円
- 受贈者の合計所得金額 2,000万円以下
- 床面積 登記簿上40㎡以上240㎡以下(40㎡以上50㎡未満の場合は合計所得金額1,000万円以下)
(出典:国税庁「No.4508 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税」)
古い記事では「最大3,000万円」と書かれていることがありますが、それは消費税10%への引き上げに合わせた時限措置で、すでに終了しています。
期限があることに注意する
この制度は期限つきで、これまで何度も延長と縮小を繰り返してきました。
いま使える枠が、来年も同じとは限りません。
そして注意していただきたいのは、贈与を受けてから物件を探し始めると期限に間に合わないことがある点です。
贈与を受けた年の翌年2月1日から3月15日までに贈与税の申告が必要になります。
先に物件のめどを立ててから、贈与を受けてください。
省エネ等住宅かどうかで枠が倍違う
省エネ等住宅に当たるかどうかで、非課税枠は500万円と1,000万円で倍の差があります。
中古戸建ての場合、この判定には証明書が必要になります。
契約前に、その物件が省エネ等住宅に当たるかどうかを確認してください。
後から取得できないことがあります。
税制改正のタイミングも購入時期の材料になる
税制改正は毎年見直しが行われており、住宅購入に関する制度が変わることも多くあります。
家を購入するタイミングは人によって異なりますが、使える制度が縮小される前に動くというのは合理的な判断です。
ただし制度のために条件を妥協して物件を選んでは本末転倒です。
制度は数百万円の話ですが、物件選びを間違えれば失うものはそれ以上になります。
ライフプランから購入しやすい時期を考える

中古建ての購入を検討している名古屋にお住まいの方の中で、購入する時期はいつが良いのか悩んでいる人はいませんか?頭金を少しでも貯めてからが良いのか、子どもが成長してからの方が良いのかなど、悩む理由も人それぞれです。
実際には、欲しくなった時期に思い切って購入する人や、しっかりと計画を立てて購入する人などもいて、参考にもしにくいでしょう。
できるだけ安い時期に購入したいと考えていても、中古物件であれば相場に波があるわけでもなく、時期を見逃すことで自分が望んでいた物件が誰かに購入されてしまう可能性も高いのです。
そこでオススメするのは、ライフプランから購入する時期を考える方法です。ライフプランをしっかりと考えることで将来に必要な資金を把握することができます。タイミングを見極める方法や注意点について解説していくので、参考にしてみてください。
タイミング①:結婚したとき
人生でビッグイベントの一つでもある結婚を機に中古住宅の購入を考える人も少なくありません。子どもがいない可能性も高く、住宅の購入に充てられる費用が多くなるので資金繰りにも困ることは少ないと考えがちですが、そのあとのことを考えていないと大変な思いをする可能性もあります。
妻が妊娠、出産をすれば働けなくなり家庭の状況にも差異が生まれます。すると、住宅ローンの返済が難しくなる問題も浮上するので、子どもが生まれた時のことを考えて購入することが望ましいでしょう。
また、結婚したばかりの頃であれば家計の収支が安定していないので、どのくらい生活費が必要なのか判断できない場合も多いです。住宅費にいくら費やせるのかを判断するためにも、生活費の見積りをしっかりと計画することが重要です。
タイミング②:子どもが誕生したとき
中古住宅だけではなく新築一戸建てでもそうですが、家を購入するタイミングで1番多いのは、子どもが誕生したときです。家族が増えたことで生活していくスペースがアパートでは狭くなり、子どもが元気よく暮らしていくためにも購入を決意する親が多いのです。
注意する点としては、立地でしょう。子どもが成長すると保育園や小学校、中学校と通うことになります。家から近い場所にあるか、安全な環境が保たれているのか、子どもが思い切り遊べる公園はないかなど、子育てがしやすい立地でなければ不便に感じることとなります。
また、妻の妊娠中に購入をするのであれば、契約の手続きが負担になる可能性もあるので注意してください。
タイミング③:子どもが名古屋市内の保育園や学校に入園、入学したとき
子どもが成長をして保育園や幼稚園に通い出す時期に家を購入する家庭も多いです。小学校や中学校に入学してから家を購入すると同じ名古屋市内でも学区が違えば転校を余儀なくされます。
そのため、入園や入学の前に引っ越しを済ませてしまうことで、子どもの負担を取り除くことができるのです。
子どももある程度成長していることが見込めるので、資金計画も立てやすく、手続きもスムーズに行える点がメリットですが、住宅ローンを組む時期が遅くなってしまうので、借入額が思っていたよりも少なくなる見込みもあります。
ローンを払い終える時期も遅くなってしまうので、老後の生活についてもしっかりと考える必要があるでしょう。
タイミング④:長年勤めていた名古屋市内の会社を退職したとき
最近では、子どもが親元を離れた後に家を購入する家庭も多くなってきました。定年退職によって支払われた退職金と貯蓄したお金を合わせて家を購入し、老後の安定を図るのです。
中古住宅であれば、自分好みにリフォームをすることも可能で、バリアフリー住宅にすることもできるので安心して過ごすことができるでしょう。
ただし、年金の支給額によっては生活が苦しくなることも考えられます。月にいくらくらいの生活費が必要なのかを把握し、計画を立てることが肝心です。
タイミング⑤:収入について
年収の6倍程度の家の購入であれば、問題なく生活ができると言われていますが、住んでいる地域や生活状況、家族の人数によっても違いはあります。
頭金については用意しておいた方が借入額は少なくて済みますが、貯蓄を全て頭金にまわしたり頭金が貯まるまで待ったりすることは、必ずしも良いことだとは限らないので、現在の収入だけではなく今後の収入についてもしっかりと考えることが大切となります。
前述の年収の6倍程度の金額は目安として考え、家を購入しても問題なく暮らしていけるのかをしっかりと考えることが重要です。
タイミング⑥:年齢について
家を購入するにあたって、年齢について考えることも大切です。ライフイベントを考えた時に自分は何歳であるのかを考えるのです。
家の購入時には住宅ローンを組む家庭が多いでしょうが、組む際の年齢が上になるにつれて返済が終了する時期も遅くなってしまいます。現在30歳であれば35年のローンを組んだ際には65歳に住宅ローンを払い終えます。
それを超えてしまうと老後の不安もあるので、快適に生活ができるのかは実際に生活を続けてみないとわかりません。
ですが、不安をなくすためにも早めに計画を始めるか、頭金をしっかりと用意をすることが重要になるので、中古住宅の購入を検討しているのであれば、資金計画が重要なポイントとなります。
まとめ
名古屋で中古戸建てを買いやすいタイミングを計るには、相場や税制の関係など多くのことが絡み合うので非常に難しいところもあります。
住宅購入の時期について、いろいろとタイミングを計るのも大事ですが、一番重要なのは、あなたやご家族のタイミングで購入していくことではないでしょうか?
またタイミングを計るのも大事ですが、将来的なことを考えて資産価値が考えられるような物件を購入していくことが重要なのでないでしょうか。
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よくある質問
名古屋の中古戸建ての相場はいくらですか?
愛知県の2026年7月の成約データでは、平均2,773万円です。
築年数の平均は22.24年、土地185㎡、建物118㎡が平均的な姿になります。
安く買えるのはどのエリアですか?
地価で見ると港区、守山区、中川区、南区が安い傾向にあります。
ただし安く買えるということは、売るときも安いということです。
贈与の非課税枠はいくらですか?
2026年8月時点では、省エネ等住宅で1,000万円、それ以外の住宅で500万円です。
適用期間は2026年12月31日までです。
「最大3,000万円まで非課税」と書かれた記事を見ました
消費税10%への引き上げに合わせた時限措置で、すでに終了しています。
現在の枠は上記の金額です。
結局いつ買うのがお得ですか?
使える制度が縮小される前という考え方はあります。
ただし制度のために条件を妥協して物件を選ぶと、失うもののほうが大きくなります。
中古戸建てを買う前に確認すべきことは何ですか?
土地の境界と接道です。
再建築ができない土地だと、将来売るときに買い手が大きく限られます。
建物についてはインスペクション(建物状況調査)で確認してください。
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